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あした選挙へ行くまえに (14歳の世渡り術) [雑学]

中学生向けに書かれた、選挙の解説書

落選する緊張感がないと人間は堕落していいかげんなことをするもの。中国では事実上の1党独裁だから暴動がおきたりする。みんのが考えが反映されていかないと、いずれ暴動になる。

選挙は税金の使い道を決めるひとを選ぶこと。実際に仕事をする公務員はわたしたちがえらべないけれど、公務員を選んだり監督したりするひとを選んでいる。税金の使い道、防衛、福祉、医療、公安、社会インフラ整備どれも大切。
今のように20歳以上の男女が有権者になったのは第二次世界大戦後のこと、その前は税金を納めた人だけだったり、男性だけだったりした。

選挙というものは方法で結果が変わる。以前の日本の選挙方法は中選挙区制でそこから複数の当選者がでていた。こうなると同じ政党からでも複数人が当選できるので、政策の違いで選んでもらうのではなく、利益誘導型になりやすいといわれ、衆議院は小選挙区比例代表並立制になった。小選挙区では当選者はひとりなので、各政党が一人の候補をたてて、政策(マニュフェスト)で有権者に選んでもらうという流れになりやすく、2大政党制になりやすいのだそう。
また、一人しか選ばれないと、当選していない人の票は全く無駄になってしまうので、それをカバーするために比例代表制(ドント方式をいれているのだそうだ。ただし、比例の上の方にいるひとが怠けないように惜敗率を導入している。

首相と大統領だと、たいてい大統領が上、大統領は国家元首というみられかたをするので、国王がいるくにはたいてい首相しかいない。大統領が首相を決めるのが一般的

日本は2院制で、参議院と衆議院がある。だから選挙制度も2種類。
「小選挙区比例代表並立制」は衆議院の制度、衆議院は4年に一度改選され、審議は衆議院が先だし、衆議院と参議院の意見がわかれたときは衆議院の2/3の賛成があれば法案がとおるなど、より優越性がある。
参議院は「比例代表」方式だけど、衆議院の比例と違って、当選順位がなく、得票数により上の人から当選できるようになっている。

国会議員は特別扱いされている。
歳費2000万円
文書・交通費月100万
政党に立法調査費月65万/一人
公設秘書3人分の給料
あとは議員宿舎や議員会館、地元との往復に新幹線グリーン乗り放題、月4回空港券無料など
議員年金は年350万円だったがさすがに廃止になった。
これだけ税金からはらっているのだからしっかり仕事してもらいましょう

アメリカ大統領選挙の仕組み(直接選挙)と候補者の紹介(オバマ・マケインまで)

日本でも選挙制度がかわってより私たちの意見が反映されやすくなっている。期日前投票が自由にできるなど使い勝手や、投票方法で結果が変わってくる。選挙は面白い。


あした選挙へ行くまえに (14歳の世渡り術)

あした選挙へ行くまえに (14歳の世渡り術)

  • 作者: 池上 彰
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2008/11/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



タグ:選挙
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