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ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ [資産]

ジョージ・ソロスはファンド・マネージャーとして、ポンド売りなどで巨大な利益をあげ、個人資産1兆3000億円を稼ぎ出しといわれる投資家。

彼の投資哲学の基本となっているのは哲学なのだそうで、ポパーの影響を受けているのだそうである。
ただし、ポパーの唱えた自然科学と同じような明快な証明と同じ手法で社会的現象が説明されるべきというアプローチには反対なのだそうで。社会というものは観察者や分析者がいるとその分析や観察によって変化してしまうので、自然科学とおなじような理論や数式であらわすことはできない。ソロスはそれを「再帰性」とよんでいる。
また、社会は常に不確実に変化しているので、だれも正しい分析はできない。つまりだれもが間違っているのだ。これは「可謬性」とよばれていた。

市場というのは「再帰性」のもっとも現れやすいところで、現在金融工学の核をつくっている「均衡理論」つまり価格は自由な市場なら適正な価格にいずれ収束するという考えは、「再帰性」のもとではまちがいで、かれは均衡からはなれたところで儲けつづけてきたと書いている。

現在の金融の状態は、まちがった「均衡理論」により、巨大なバブルとなった状態である。
つまり、均衡理論から計算されたリスクに基づいたありとあらゆる金融商品が乱立して、果てしない信用膨張の限界に達しているのである。自由な市場が適正な価格になるという市場原理主義がそれを下支えしてきたが、これは間違いなので、やがて1980年代レーガン政権時代から続く巨大バブルははじけ、経済は混乱に陥るだろう。現在のサブプライムローン問題はそのトリガーにすぎない。

「再帰性」があるがゆえに、市場には規制が必要で、それは政府がおこなうべきだが、市場絶対主義により、規制はずっと緩められてきて、監督すべき側が、監督される側が提出するリスク計算を鵜呑みにしていた。(もはや複雑すぎて、およそ理解不能なリスク分散だからということもあるが)「再帰性」の世界ではだれもが間違う。監督するほうも間違うが、参加者も間違うので、規制も必要なのだ。


ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ

ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ

  • 作者: ジョージ・ソロス
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/09/02
  • メディア: 単行本



タグ:ソロス
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