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ゲーム脳の恐怖 [子育て]

最初に注意事項:この本は科学的な根拠が乏しいと批判が多い本である。

著者は日本大学の運動生理学者。独自に開発したα波とβ波をはかる測定器をつかって、痴呆症の人の脳波をしらべようとしたところ、測定器のソフトウェア開発者の脳波が痴呆症の人の脳波と同じであることに気がつき、画面を長いことみる人の脳は脳の働きがおちるのではないかと想定した。
そしてゲームをたくさんする人、たくさんする子どもの脳波を調べたところ、やはり脳の活動が低下した(痴呆症の人と同じ)状態だったといっている。しかも、ゲームを長い間長時間する人は、ゲームをしていないときでも、脳の活動が低下した状態で、運動やパズルなど、本来脳の活動が活性化することをやるときでも、なかなか活性化が見られない。この脳の活動がつねに低下している脳をゲーム脳呼んだ。

要約からはずれるが、著者が脳の活動低下と呼ぶ状態はα派とβ派が反対になった状態で、前頭前野が活動していない状態だというが、これは痴呆の人意外でも、視覚情報を処理したりするときおきる状態で、将棋の羽生名人も将棋をさしているときは前頭前野は働いていないそうで、それだけで、ゲームが脳に悪いと判断できるものではないという指摘がある。ゲームをするとき前頭前野が働いていないことが多い(ゲームの種類によるらしい)のはどうやら本当らしいが、それだけでゲームを悪者にするのは極論ということらしい。

ゲーム脳の恐怖 (生活人新書)

ゲーム脳の恐怖 (生活人新書)

  • 作者: 森 昭雄
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2002/07/10
  • メディア: 新書



タグ:ゲーム脳
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