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東洋医学で自己診断読体術―体質判別・養生編 [健康]

最初にかなりの項目の質問があり、それに答えて集計をすると、8つの体質がどの程度あるかわかる。
一つの体質に決まるわけではなく、あくまで、での体質の傾向がつよいかわかる

五臓
「肝」・・・「気」や「血」がスムーズに広がるように調節する臓器。五行の木
「心」・・・体の働き全体を統括する司令塔の臓器。体にとって太陽のような存在。大脳とも関係する。五行の火。
「脾」・・・「水穀の気」をとりこみ、「気」「血」「津液」をつくる臓器。五行の土。後天の本
「肺」・・・からだの外側と内側の境にあって、気の出入りを調節している臓器。五行の金
「腎」・・・生命力に必要なエッセンスを蓄えている。生命活動の源となる臓器。五行の水。水分代謝、成長と関係。先天の本

生命力の基本機能
気・・・元気と同じもの生命維持にひつようなもののうち、目に見えないエネルギー、血や津液を先導する役目ももつ
衛気・・・気の作用のうちで、体表をおおって体を外敵から守る役目をする。免疫機能。関係する臓器は肺
血・・・生命維持に必要なもののうち、物質的なもの。
津液・・・生命維持に必要なもののうち、体の潤いや関節の滑らかさを提供するもの。水が体に役立つようにつくりかえられたもの

生命力の合成
先天の気・・・母親から受け継いで、もともと体に備わっている生きる力。「腎」にあるとされる。過労で消耗する
後天の気・・・からだの働きによってからだの外から取り込む生きる力。「脾」の力で食べ物から、「肺」の力によって空気からとりいれる。

私たちの体は、生まれたとき持っていた生命力とその後の体でつくりだす生命力でなりたっているらしい。
生命の基本機能をつくりだすのは五臓でそれが気の先導で体を上手にめぐっていると健康になるということらしい。
食べすぎをさけ。昼はよく働き、夜はぐっすりねる。これが基本。


8つの体質分類
「脾虚」・・・胃腸が弱く、疲れやすい、免疫力の弱いタイプ
脾がよわっているので、たくさん食べてはいけない。特に栄養のあるものほど、消化に負担がかかるので、たんぱく質はあまりとらないこと。疲れやすいが昼間は疲れるくらい動いて、夜はぐっすり寝る。筋トレするように「脾」を育てる

「腎陽虚」・・・寒さが苦手で、体力不足、生命力の不足しているタイプ
生まれつき生命力が少ない、未熟児や早産などの人がなりやすい。また極端な疲労でなることがある
「熱」が必要なので、ちょこまか動くこと。外から温めると、体は開いて、中の熱がにげやすくなるので、温めるときは内側から。夜の睡眠は必ず確保すること

「血虚」・・・つやがなく栄養が不足しがちなタイプ
西洋医学で貧血にならなくても、「血」が不足しているひとは多い。女性に多くイライラや不安感が強くなる
髪は血のあまりでつくられるので、髪に異常がでたら血の不足を疑うと良い。
食療法は血をつくるものを少しずつ増やすが、極端に増やすと「脾」と「腎」が弱ってしまうので、じっくりとやる
血の不足をおぎなうよりも、血をまわすのを早くするという考え方もある。血於と気滞を解消するのである

「隠虚」・・・乾燥が強く肌にむくみを帯びるタイプ
「津液」が不足するタイプ。熱がつよくなりすぎる。津液は活動後の回復につかわれるので、過度の活動はさけること。
熱を出す香辛料などはさけること。また活動を伴わない汗は津液の浪費になり、強化にはならないので、サウナやセックスは控えること

「気滞」・・・イライラしたりふさぎやすい、神経質なタイプ
「気」が過剰になり滞っている
気のたまっているところは熱になるので、かゆみや張り、痛みが生じ、他の部分は気が不足してしまい。冷えたりする。
解消法はなんといってもリラックス。そして全身を気がめぐるように、楽しいこと、わくわくすることを考えること。

「湿熱」・・・熱がりで多汗、がっちりした体格
「水」と「熱」が過剰な状態。大食漢が多いので、まずよくかんで食べ、食べる量をへらすこと。運動とお茶で過剰な熱と水を排出する。

「血於」・・・色素が強くなりがちで痛みが発生しやすいタイプ
「血」停滞しているところはおくからじんじんした痛みがでる。すべてのタイプでこの状態がおきることが多いので、原因の体質の養生をするとよい。
「血」ながれを先導する「気」をととのえること
水は少しづつとること、過剰な水はますます血の渋滞を促す
運動で「血」をめぐらせる

「湿痰」・・・色白で肥満・むくみやすい
水が過剰で渋滞するタイプ。余った津液が冷えて「湿」となり、冷たい水が体にたまった状態。あせも動いた後どっと出るが、水が過剰なため異常なでかたをする。
「痰」はうごきにくいので、これが絡んだ病気はなおりにく傾向がある。
食事は「脾」を養うものをとり、陽気にすごすこと、運動すること。水をひかえること。




東洋医学で自己診断読体術―体質判別・養生編 (健康双書)

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  • 作者: 仙頭 正四郎
  • 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
  • 発売日: 2005/04
  • メディア: 単行本



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