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皮膚は考える [健康]

著者は資生堂の研究所で皮膚に関するさまざまな研究をしたひと。皮膚表面の表皮はセロハンテープをはってはガスなどで、簡単に傷つくので、ここにいろいろな神経伝達物質をぬるとか、電位(イオン分布)を調べるなので、いろいろな実験をしたらしい。

皮膚はその表面に電位差があり、老人の皮膚にはこの電位差がない。電位差(イオンのかたより)が健康な皮膚のひとつの条件、電位差を生み出す物質は皮膚を美しくする。

皮膚は人体で最大の臓器である。
皮膚の機能はそれ自体にあり、皮膚だけを取り出しても、再生したりするのはそのためである。また免疫も皮膚がもっているので、他人の皮膚を移植してもくっつかない。

おもしろいのは、皮膚に脳と同じ神経伝達物質を生み出す機能があったり、神経伝達物質の受容体があったりすることである。
そして、皮膚の再生機能をたすけるのは、神経を沈める効果のある物質だった。

また、ストレスや環境の変化が皮膚の再生機能に影響を与えている。
皮膚の再生機能を保つことで健康を保つことができるのかもしれない。

皮膚はその発生が脳と同じ胚であり、その機能は脳のそれと似ている。第3の脳といえるのではないか?


皮膚は考える (岩波科学ライブラリー 112)

皮膚は考える (岩波科学ライブラリー 112)

  • 作者: 傳田 光洋
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2005/11/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



タグ:皮膚
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